誠につもる白雪かな

―夜九ツ半(00:30)―

山崎との約束の時間だ。


あれからまだ喜右衛門は帰ってきていない。


不安よりもどう逃げるかを考えていた。




-塀外side山崎-


遅い。遅すぎるで。
約束の時間は四半刻もすぎとる。
石を投げても反応はない...。


塀の隙間から凛の部屋を覗いてみるももぬけの殻だった。


ふと部屋の隅に目をやる。



烝「っ.....!!」


置いてあるはずの凛の刀が消えていた。



これはまずい...。



そう思った俺はすぐに屯所へと走っていた。