「おーい!ムラムラー!!」
と、ムラムラを呼び止めた時に初めて気付いたんだ。
ムラムラの隣に明奈がいた事を…
ムラムラはお決まりの反応をして、
『エロい人みたいに呼ぶんじゃねーよ!!』
と叫んでいたけど、俺は明奈の存在が気になってそれどころじゃなかったんだ。
ムラムラに部活の話を聞きながらも、明奈の方をチラチラ見ていたが、明奈はしばらく俯いたまま。
ムラムラと一通りの会話を済ませた俺は、緊張しながらも初めて明奈に話しかけてみたんだ。
明奈は最初挙動不審になっていたけど、俺がからかうとコロコロ表情を変えた。
話せた事事態も嬉しかったが、俺の前で色んな表情をする明奈を見れた事の方が嬉しかったんだ。
期末試験結果の話を持ち出したら、明奈は真っ赤な顔をして涙目になりながら、俺を睨み付けてきた。
何にも怖くないんだけど?
てか、それすらも可愛いだろ…
とか、俺は舞い上がりすぎて変なテンションに突入し、あろうことか…
「えっ?何?俺に見惚れちゃった?」
と、言っちまったんだ。

