片想連鎖 ~伝えたい心~


行動に出る事を決心した俺は、その機会を待ちながら過ごしていた。
相変わらず…と言うべきか、山口のガードは難い。


さて…どうしたもんか…


と考えながら昼休みに廊下を歩いていたら、少し離れた場所に明奈が一人で立っているのが目に入ってきた。
周りを見渡してみても、山口の姿は見えない。


チャンス到来!!


と思って明奈に近付いていくと、明奈が人差し指を顎に当てながら、何かを見ている事に気付いた。


あ。期末試験の結果が出たんだ?


明奈は掲示板の期末試験結果の順位を確認しているようだった。


俺は…あ、1位だ。
おっ?藤原さんは2位か!


と、俺も確認してから、直ぐに視線を明奈に戻す。
明奈は自分の結果を見た後、少しずれながら他の順位を見ていた。