グイッ!


ナオに腕を引かれて、私はナオの胸に鼻をぶつけてしまった。

『痛いよー!』って言おうと顔を上げたら、ナオの両手が私の頬を包んで、私にキスを落とした。


ベッドの中でした時の貪る様なキスに、私の身体は一気に熱くなっていった…


ナオはその唇を名残惜しそうに離すと、私にこう言ったんだ…



「寂しくなったら…俺を感じて?」



ナオは、艶かしい表情をしながら色っぽい声で囁いた後、私の頬を撫でて帰って行った…



この夜

私の心臓はドキドキと煩くて

中々寝付けなかった…




--- epilogue fin ---