俺は、佐々木の言葉に何も言い返せなかった。 改めて思い出したんだ…。 ちゃんとした理由は知らずとも、俺は明奈にフラれたんだという事を…。 「…直哉君、戻ろう?」 そう言った平山に腕を引かれ、俺は佐々木に背を向けて元居た場所に戻ったんだ…。 昼の休憩の間も、午後の試合中も、俺は上の空で… ただ、ただ、明奈の事を想っていた…