私は、両親にとって二番目の存在なんだ。

と勝手に思っていた。だから反抗するようにもなった。

学校へはミニスカに、ルーズソックス、

ボタンはふたつほど開け、ネックレス、

ブレスレット、ピアスを身につけ、

ロングストレートの髪を茶髪にし、

以前の原形が無くなるほど濃いメイクも

した。

これほど変わると、両親もさすがに

私に振り向いてくれると思ったから。


でも違った。両親はこんな私に

『親に迷惑かけないで! 何度言ったら分かるの!?
俊(兄)も莉沙もそんな子じゃなかったのに、
誰の血が通っているのかしら。』

と言った。 14歳の私はとても

傷ついた。 でもね...こんな私にも

居心地の良い場所があった。