その手にあたしは右手を出した




すると彼はニコっと笑ってあたしの手をぎゅっと握った

あたしも彼の手をぎゅっと握って笑った



そして二人で歩いている



終始無言が続いていた


でも気まずい無言タイムではない




どちらかと言うと心地よい