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「で、これをどうすんだよ。」
全ての皿を片付け終わった藤堂たちは花鈴の茶っぱをぐるりと囲むようにして見た。
「買ってくるしかねぇよな。」
「だけど俺たちどの店なのかしらねぇぜ?」
「あーっ!一君、猫探しに行っちまった!」
うわあああっ!と嘆く藤堂にはぁ、と原田と永倉は息をつく。
「誰か台所にいるー?」
この場には似合わない、花鈴の明るい声がする。
「ど、どうするよ…」
「と、とにかくこれを隠そうぜ!」
さっと自分の背後に茶っぱの瓶を隠した永倉は花鈴の姿が見えるとにっと白い歯をみせる。
「よ、よう!花鈴ちゃんよお!」
「あれ新八さんに平助君、左之さん。」
「台所に用があるのか?」
若干、声が上ずっている。
それに気づいた花鈴は苦笑いを隠し、笑みを浮かべる。
「お茶をのみたいなーって。」
「「「えっ!?」」」
3人はヒソヒソと話し始める。
「(お、おい平助!どうする!?)」
「(どうしようもねぇよ!ま、まず花鈴をここからだそうぜっ!)」
「な、なぁ花鈴ちゃんよお!お、俺たちがいれてもいいか?」
「新八さんたちが?…別に構わないけど。」
よしっ!と藤堂は花鈴の見えないところで拳をあげる。
「じゃ、じゃあ部屋でまっててくれ!」
ぐいぐいと花鈴の背中を押すと永倉はそのまま花鈴の部屋へと向かっていく。
「ま、まずは大丈夫のようだ、な。」
ほっと原田は胸をなで下ろす。
「平助、左之。」
「あ、あれ?一君じゃん。」
「実は……」
「「逃がしたぁ!?」」
「ちょっと、うるさいんだけど。」
大声で叫ぶ藤堂と原田に沖田が耳を塞ぐ。
「で、新八は何処に?」
「いやぁ、実はなさっき花鈴が来てよ。
お茶をのみたいなーって言いにきたもんだから俺たちがお茶をいれることになったんだ。」
その言葉を聞いた瞬間、斎藤は柱に手をつく。
「なんてことをしたんだ、左之…」
「なんてことってしかたがねぇだろ!」
「言い訳は醜いよ、左之さん。」
「で、これをどうすんだよ。」
全ての皿を片付け終わった藤堂たちは花鈴の茶っぱをぐるりと囲むようにして見た。
「買ってくるしかねぇよな。」
「だけど俺たちどの店なのかしらねぇぜ?」
「あーっ!一君、猫探しに行っちまった!」
うわあああっ!と嘆く藤堂にはぁ、と原田と永倉は息をつく。
「誰か台所にいるー?」
この場には似合わない、花鈴の明るい声がする。
「ど、どうするよ…」
「と、とにかくこれを隠そうぜ!」
さっと自分の背後に茶っぱの瓶を隠した永倉は花鈴の姿が見えるとにっと白い歯をみせる。
「よ、よう!花鈴ちゃんよお!」
「あれ新八さんに平助君、左之さん。」
「台所に用があるのか?」
若干、声が上ずっている。
それに気づいた花鈴は苦笑いを隠し、笑みを浮かべる。
「お茶をのみたいなーって。」
「「「えっ!?」」」
3人はヒソヒソと話し始める。
「(お、おい平助!どうする!?)」
「(どうしようもねぇよ!ま、まず花鈴をここからだそうぜっ!)」
「な、なぁ花鈴ちゃんよお!お、俺たちがいれてもいいか?」
「新八さんたちが?…別に構わないけど。」
よしっ!と藤堂は花鈴の見えないところで拳をあげる。
「じゃ、じゃあ部屋でまっててくれ!」
ぐいぐいと花鈴の背中を押すと永倉はそのまま花鈴の部屋へと向かっていく。
「ま、まずは大丈夫のようだ、な。」
ほっと原田は胸をなで下ろす。
「平助、左之。」
「あ、あれ?一君じゃん。」
「実は……」
「「逃がしたぁ!?」」
「ちょっと、うるさいんだけど。」
大声で叫ぶ藤堂と原田に沖田が耳を塞ぐ。
「で、新八は何処に?」
「いやぁ、実はなさっき花鈴が来てよ。
お茶をのみたいなーって言いにきたもんだから俺たちがお茶をいれることになったんだ。」
その言葉を聞いた瞬間、斎藤は柱に手をつく。
「なんてことをしたんだ、左之…」
「なんてことってしかたがねぇだろ!」
「言い訳は醜いよ、左之さん。」

