バン!
お父さんの部屋のドアを勢いよく開ける。
「なんだ?いきなりこんな朝から…」
『なんだ?じゃないわよ…!お母さんが私の誕生日になったら全部がわかるっていうから待ったのに!お父さんはしってるんでしょ?こんな大きな家にいきなり引っ越すことになった変なことの理由!』
少し早口になっていたけど、それはどうしようもなかった。
「お、落ち着け。優羽…」
『落ち着けるわけないでしょ!こんないきなりボロ屋からこんな豪邸に引っ越すことになるなんて怖い出来事。あるわけないじゃない!なんか裏があるのよ!きっと!』
おちつかない私をなだめようとするお父さん。
「落ち着け、まずは落ち着け、優羽。ほら、深呼吸―。」
『深呼吸-。じゃないわよ!あのね―。私が言っているのは、こんなだ ゴンっ
「うるさい。少し黙りなさい。優羽♪」ぃっ。な、何―…はい。スミマセン…』
いきなり叩かれたかと思って後ろを向いてみれば、すごい般若のような形相が陰に見えるほどの怒りをまとったお母さんがそこにいた。
「あさっぱらからそんな大きな声出さない。」
『だってー「だってでもなんででもよ前のボロ屋なら当たり前に響いてたわよ?」―はい…。」
ごもっともです…っていうか!
『でも、お母さんが言ったんじゃない!今日になったら全部がわかるって!』
「えぇ、わかるわよ?でも…学校に行ってかえってきたら。だけどね?優羽、早くしないと遅刻するわよ?」
『えっ…』
お父さんと言い合いをしているあいだに時間は過ぎていき、現在の時間は…
『7時…45分…って、本当にヤバい!』
遅刻する―!!!

