一枚の写真 なんかの行事の時に撮った きっと最初で最後であろう 先輩とのツーショット写真 先輩は凄いかっこいいのに よりによって私目閉じちゃってるし・・・ 最悪な写真だけど ・・・・・・宝物 しまおうとしたら 一階からお母さんの声 「雪~!ちょっとおつかい行ってきてくれる~?」 少し抵抗した声で 「はーい・・」 そう応えた 私は写真を机にぽんっと置いて部屋から出る この時 写真がひらひらとバッグに落ちていったのを 誰も知らない