溢れてきた涙を、必死に拭いた

拭いた分だけまた溢れてくる・・・・

「そういえば、まだ私クラブ決めてないや・・・」


いったい私は、何がしたいんだろう。

今は、何もしたくない。

でも、私の学校は全クラブ制だから・・・

悩み事が多すぎて、気分が悪いよ。


「・・・今日の麻未ちゃん、なんか変・・・」

君が、私のほうを見て小さな声で言った。

『変』かぁ・・・・

そうだよね、私はいつも考えすぎているのかも・・・・

もっと、プラス思考にならないかな。





やっと授業が終わり、休み時間になった。

「麻未!!さっきは、どうしたの??凄く心配したよ・・・」

やっぱり来た。

どうしよう、いい嘘が思いつかないよ・・・

「あっ・・えっと、ちょっと気分が・・・」

これは、嘘じゃない。

ほんとの事。でも、なんだか悲しくなってきた。

「あ・・・そうなの?もう大丈夫なの?」

「大丈夫・・・だよ。」

ほんとは、全然大丈夫じゃないけど・・・




これから毎日、こんな日が続くと思うと、

学校に行きたくなくなる気がする・・・・

でも、君に会いたいから頑張ってこなくちゃ。


少しでも、気分が楽になるように

美奈から、避けたいな・・・・

でも、それは裏切りになるのかな・・・?