最愛~あなただけが~

 ソファーに座っている佳は、何やらブ厚い本を読んでいた。
 仕事で疲れているはずなのに、勉強熱心なのは相変わらずだね。


「・・・今夜、泊まっていく?」

 私の問いに、佳が顔を上げる。
 私は、ソファーの佳に抱きついて縋るように言った。

「泊まってって・・・」


「璃子から誘うなんて、珍しいな。」

 佳が、冗談を言うように笑いながら言う。

「・・・誘っちゃ、ダメ?」

 ちょっと拗ねたように佳を睨んだ私に、佳は、ダメじゃないよ。と、言った。


「先にシャワー、浴びてくれば?」

 佳は、そう言って私を離す。

「うん・・・」


 私は、佳に服を脱がされたことがない。
 この8年間、一度も。
 自分で脱ぐか、シャワーを浴びてきてバスタオルの下は裸。という状態から・・・というのがお決まり。