最愛~あなただけが~

「松木さん。ちょっといい?」

 若干パニクっている私をよそに、鷹野さんは事務所にいる社員を呼ぶ。

 すると、事務所の真ん中の島のデスクにいた女性が席を立ち、こちらに向かって歩いて来た。


「松木さん、今日から経理に入る都築さん。
 制服一式、用意してくれてる?」


「はい。
 更衣室のロッカーの中に用意してます。

 ・・・総務の松木由麻です。
 どうぞ宜しく。」

 私よりまだ若い感じの松木さんは、鷹野さんの質問に答えると、そう言って私に軽く頭を下げた。


「都築璃子です。
 宜しくお願いします。」

 私も松木さんに頭を下げる。

「松木さん。都築さんを更衣室に案内してあげて。
 都築さんは、着替えたら事務所に来てね。」

「はい。」