最愛~あなただけが~

 ♪♪♪♪♪ ♪♪♪♪♪


 またすぐに携帯が鳴り出して手に取ると、鷹野さんの番号が表示されていた。

「もしもし。」

『おはよう。具合どう?』

 鷹野さんの優しい声に、思わず涙が滲む。
 人間、弱ってる時に優しくされると泣きそうになる。
 好きなひとに優しくされると、尚更。


「おはようございます。
 熱がまだ41℃あって、頭痛いです・・・」

『そうか。オレも丸々4日は熱が下がらなかったからな~。
 昼休み、様子見に行くよ。
 何かあったら、遠慮せずに電話して。』

「はい・・・」


 鷹野さんからの電話が切れてから、私は、キッチンの冷蔵庫の中の熱冷ましシートを箱から取り出して額に貼る。

 冷蔵庫の中は、鷹野さんが買ってくれたものがきちんと並べられていた。

 食欲はないけど、病院から出された薬を飲まなきゃいけないから少しゼリーを食べて、自分がひからびないように、とりあえずスポーツドリンクを口にする。


(うー・・・頭痛い~。)


 私は苦い薬を飲んで、再び布団にもぐり込んだ。