最愛~あなただけが~

 自分の気持ちを認めても苦しいだけなのに、
 もう誤魔化しようのないくらい心が叫び出す。



 “鷹野さんが好き”



 このひとは、とっくに『妻』のものなのに。
 私が鷹野さんのものになれたとしても、
 鷹野さんは私のものにはならないのに。


 そうやって、自分の中に道徳とか常識とか、倫理やルールを振りかざして盾にして、鷹野さんへの想いを抑えようとしても、止められない。


 好きで好きで、欲しくて堪らない。