最愛~あなただけが~

「お邪魔します。」

 ベッドに戻って横になっていたら、鷹野さんがレジ袋を提げて戻って来た。


「おぅっ!!都築さん、すっぴん!?」

 鷹野さんは私のすっぴんに驚いたようにそう言った。

「良かった。化粧落としても私だって判ってもらえてます?」

 私は、冗談で切り返す。


「別人になるタイプじゃなくて安心したよ。
 はい。アイス。」

 手渡されたバニラのカップアイスの冷たさが心地いい。

「オレ、ここで弁当食っていいかな?」

「あ、はい。どうぞ。
 私におかまいなく。」

 私がそう言うと、鷹野さんは大きなお弁当を取り出す。
 すぐそこのスーパーで人気の和食御膳。
 1個598円もするお弁当だ。
 おいしそうだけど、とても1人で食べきれる量じゃないから買ったことはない。