最愛~あなただけが~

「・・・・・ぶはっ。」


 鷹野さんがふき出した。


「あはははは!
 そんな理由でお預けかよっ。
 都築さん、もしかして処女だったりする?」

「そんなわけないじゃないですかっ!!」

 思わず、ムキになる。

「オレ、都築さんのこと抱きたい。」

 そう言って伸びてきた鷹野さんの手を、咄嗟に両手でブロックする。

「絶対ダメですっ。
 よくよく考えてみたら、私、勢いでエッチなんてしたことないし、
 今、汗でベタベタだし、何より勝負下着じゃないから、
 今日のところはお引き取りください!!」


「・・・・・・・・」


 黙ったままの鷹野さん。


(怒らせちゃった・・・?)


 不安になって私が鷹野さんを見上げると、鷹野さんはもう一度可笑しそうにふき出して、お腹を抱えて笑い出した。

 私は、子どもみたいなことをしてしまったと急に恥ずかしくなってきた。