最愛~あなただけが~

「都築さん?」

 驚いた表情で、鷹野さんが私を見つめる。



「・・・ここに、いてください。」

 私は、掴んだジャケットの端を、そっと引いた。


「独りにしないで・・・・・」


「・・・・・・・・・・」


 私の言葉に数秒固まった鷹野さんだったけど、私の指をそっと解く。




「鷹野さん・・・」


 縋るように呼んだ私の手首を掴んで、鷹野さんは私にキスをした。



「・・・送り狼になっていいわけ?」


 くちびるが離れて目を開けると、そこにはいつもの“上司”とは違う、
 “男”の眼をした鷹野さんの顔。