最愛~あなただけが~

 朝は熱があっても平気だったのに、時間が経つにつれ私の体調はどんどん悪くなっていった。


 頭が痛くて、吐きそう・・・
 体は熱いのに、寒気がする。
 熱も、絶対上がってる。


 熱には結構強い私が、こんなに具合が悪くなるのは相当ヤバい。



(う・わー。もう吐きそうかも。)



 席を立って、トイレに向かう。
 歩くと、ふらふらした。


 トイレで吐きながら、何度も意識が遠のいて、それでもなんとかトイレから出た。


(今日は仕事できないや・・・早退させてもらおう。)


 なんて、自分の脳で考えてるのかどうなのかもわからない、
 おかしな感覚に襲われながら事務所に向かう階段を上ろうとしたその瞬間、視界が、ぐにゃり。と、歪んだ。



 割れそうな頭痛の中、目の前が真っ暗になっていった。