最愛~あなただけが~

「都築チャン、どーした?
 入力業務から外されるの、そんなにショックだった?」

 パソコンの前に座ったまま動きが止まっていた私の顔を覗き込んで、木根さんが言った。

「えっ!?あっ、ううん。違うよっ。」

 慌てて否定する。


「・・・もしかして、あのあと2人っきりになってセクハラされたとか?」

 木根さんは、真剣な表情で小声で私に聞いた。

「はい!?」

「なーんてねっ。
 大内部長じゃあるまいし、鷹野部長に限ってそりゃないか!アハハ。」


 木根さん・・・心臓に悪い。



 セクハラじゃなくて、同意のもとのキスでした。なんて、口が裂けても言えないけど。