最愛~あなただけが~

 ちぅぅぅ~・・・


 手にしたゼリー飲料を吸い込む。

 最近は、ゼリー飲料で命を繋いでいる私。


 忙しいのはきついけど、喋る暇もないくらい忙しい方が良かった。
 少なくとも、鷹野さんのことも佳のことも忘れていられる時間が持てるから。


「ほらほら。
 突っ伏して悩んでないで、1階のドラッグストアで妊娠判定検査薬買ってくれば?
 社員割特価で買えるじゃん。」

「絶対違うってば!」

 ムキになって私は否定する。


 そう。
 今回は絶対に妊娠なんて有り得ない。
 佳とはろくに会ってもいないもの。


「休憩中にごめん。
 13時から経理だけでミーティングするから、時間になったらミーティングルームに集合してくれる?」


 休憩室に顔を覗かせた鷹野さんは、そう言ってすぐにまた事務所に戻っていった。


「ミーティングぅ?何を話し合うんだか。」

 仕事が滞るじゃん。と、木根さんはブツブツ言っている。