最愛~あなただけが~

「はいはい。ごちそーさま。
 いートシして、何が楽しくて娘にノロけてンの?」

 聞いてるこっちが恥ずかしくなってくるんだけどっ。

「・・・璃子。」

 半ば呆れ顔の私に、お母さんはちょっと真面目な顔で、私を呼んだ。

「相手がわからなくなるようなら、どれだけ長く付き合っていようが見切りをつけることも大事ってことよ。
 この世の中には所詮男と女しかいないんだし、長く付き合った異性と結婚しなきゃいけない法律があるわけでもなし。
 無理することないわ。
 お母さんは、璃子が幸せならそれでいいんだから。」


(お母さん・・・・・)


 サラッと言い切ったお母さんだけど、
 もしかして、私の気持ちの変化に気付いてこんな話を・・・?


 母親って、鋭い。