最愛~あなただけが~

「ありがとうございましたー。」


 スーパーで、奮発して高いビールの6本セットを4つ買って、私は会社の駐車場へ向かう。



 が。

 歩き出してすぐ、私は後悔した。


 ・・・シマッタ。
 一旦駐車場まで行って、スーパーに車を持ってきておくべきだった。



 うー。
 ビール、重いよぉ。




 レジ袋を両手に提げて、時々休憩しながら会社の駐車場を目指す。

 こんなだから、いつも佳に「お前は段取りが悪い」ってからかわれるんだわ。


 
 両手に提げたビールの重さと、明日から暫く鷹野さんに会えない寂しさが、足取りを重くする。