最愛~あなただけが~

 鷹野さんは私が父に贈ったものと色違いの焼酎サーバーを抱えると、レジへ持っていって会計を済ませた。

 鷹野さんのお父さんへのプレゼント選びを手伝うという約束だった時間限定のデートも、これで終わり。


 胸に寂しさが押し寄せてくる。


「・・・じゃあ、私はこれで。」

 鷹野さんから先に“じゃあ”と言われたくなくて、自分から言った。



「え?もう帰るのか?」


 そんな寂しそうな表情されたら、私、都合のいいように解釈してしまいそうになる。


 もしかして、鷹野さんも私ともう少し一緒に過ごしたいって、思ってくれてる・・・?