最愛~あなただけが~

「今、笑っただろ?」

「・・・すみません。
 鷹野さんが可愛いくて、つい。」

「コラ。
 ”可愛い”は嬉しくないぞ。」

 鷹野さんは、眉間にシワを寄せて難しい表情をした。


「失礼しました。」

 謝る私に、鷹野さんは、まぁいいけど。と、笑う。



「で。
 都築さんがお父さんにプレゼントしたのって、どれ?」

「えーーっと・・・」

 私は、焼酎サーバーが並ぶ棚を端から端まで探す。


「・・・あっ。ありました。
 これの色違いです。」

 父に贈ったものと色違いの焼酎サーバーを棚の一番下に見つけて、私は膝を少し屈めて指差した。