最愛~あなただけが~

「はい。どうぞ。」

「あ・・・
 ありがとうございます。」

「都築さん、割と人を頼らないタイプだよな。
 今だって、オレに頼めばいいのに自分で必死に背伸びしてるし。」

 鷹野さんにそう言われて、私は苦笑いする。

「多分、長女だからです。
“私は一番上で女の子だから、しっかりしてなくちゃ!”みたいな感じで育ってきたから、人に甘えたり頼ったりしたことなくて。
 弟の方が甘え上手なんですよねー。」

「あはは。
 どうしても上はしっかり者で、下は甘え上手で要領よくなるもんな。
 オレも長男だから解るよ。」



 鷹野さん、長男なんだ・・・


 鷹野さんのことをひとつ、またひとつと知る度、このひとのことをもっと知りたくなる。
 私のことも知ってもらいたくなる。