【光輝サイド】

俺は美雨がダチとしゃべってる間に、俺もダチのところへいった。

「よー、光輝。」

「はよっす、陸。」

「なんだ?いいことでもあったのか?」

こいつは俺のダチ、東條 陸【とうじょう りく】

けっして、どこにでもとうじょうするわけじゃないぜ?

とうじょうだからって勘違いすんなよ?

まぁ、ここらへんで冗談は終わっといて。

陸は勘がするどい。

「お前には勝てねーな。」

「だろ?んで、何があったんだよ。」

「んーとな、恋したみたいだわ。」

「が、ガチでかっ⁉」

「おう。」

「お前、やっと恋したのか!」

「遅くて悪かったな。」

「怒らなくてもいいじゃねーかよ。」

「べつに怒ってねーよ。」

「いや、その言葉で怒ってると思うけどな。」

「へーへー。」

これからどうすっかなー。

「んで、どこのどいつのどいつ人だ?」

「お前、古いな…。」

「まぁまぁ、おいといて。誰だよ。」

「あいつ。」

といって、俺は美雨の方を指す。

「ほー。可愛いじゃん。」

「あったりめーだ。」

「そーかいそーかい。告らねーの?」

「は?」

「だって、あいつモテそうじゃん?」

そ、そーだよな。

美雨をほっとく男なんていないよな。

「どーすんだ?告った方がいいんじゃねーの?」

「ああ。わかった。」

「おう!頑張れよ!俺はあいつ狙いでいくから!」

あいつとは、美雨と一緒にしゃべってるやつだ。

あいつもモテそうだな。

とにかく俺は、告ることにした。

放課後でいいか。