カンナとの関係に…俺は罪悪感すらなくなってた。
そんなことより…
今日、久しぶりに理夜を抱けたことが嬉しかった。
これで心置きなく仕事に打ち込める…。
俺は絶好調だ…。
それからは忙しすぎて…カンナに会うことすら面倒くさくなった。
だけど久しぶりに今日は早く帰れそうだ。
理夜に早速メールを送ろうとした時…
タイミングよくカンナからTELがきた。
営業のTELだった。
…まぁ…今度の日曜日、休めそうだから…
理夜とはその時ゆっくり会えばいいか…。
なんて思った俺は、カンナと会うほうを優先してしまった。
会社まで来ると言ったカンナに少々戸惑ったが、帰りは20時過ぎるし…
理夜の帰宅時間は遅くても19時だ…。
理夜がこの日に限って…残業していたなんて微塵も思わなかった。
ましてや…尾行されているなんて…。
こんな俺に…
神様は…天罰を下したんだ。
神様がこんな俺を許すわけなかった。


