何でカンナが…



しかも…俺たち…何も身に着けていない…。



俺…やっちゃった…??



そう思ったと同時に…沸々と蘇る記憶…。



超えてはいけない一線を超えてしまった…。



理夜になんて言い訳したら…


頭を抱えた時…


俺に…悪魔が囁く…。


“理夜には隠し通せ!バレなければ…大丈夫…”と…。





俺は…カンナとの関係に…溺れていった…。





週に何度もカンナの部屋に通い…何度も体を重ねる…。



“浮気”というもののスリルと快楽を知ってしまった。


理夜に後ろめたさを感じたけど…理夜にはバレていないし…



カンナも俺に婚約者がいることも知っているのに別に何も言わないし…


そればかりか…結婚の相談まで乗ってくれる…。


浮気相手には最適だった。




そう…


指輪のことも…カンナが、プロポーズしたのに指輪もあげてないことに気付かせてくれた。