『ど…して?知ってるの?』


『理夜の気持ちは?今日来てくれたのは…何で?』



私の質問を無視して、畳み掛けるようにまた質問をぶつけてくる…。

亮太はまた真剣な目で私を見つめる。

すべてを見透かしたような…きれいな目だった。



もう…嘘はつけない…。


なんでここに来たかって?

なんで翼と別れたかって?

そんなの…もちろん、亮太に会いたかったから…


そう言いたいのに…



涙が先に込み上げてきて、声にならない…。



『…亮太…が…好き…。』



そう言うので…精一杯だった。



だけど、亮太は今まで見たことのない太陽みたいな一番の笑顔で…

『やっと本音…。俺も理夜が好き…。理夜が一番好きだ…。』



また私を包み込むように…

でも今度はきつく…きつく抱き締めた…。





それは絶対離さないと言っているかのように…