『全然!ちょっとこっち来て…』
亮太は私の手を取り…
部屋を出た…。
さっきまでざわついていた廊下には、誰も居らず…静まり返っていた。
何も分からず、亮太に引っ張られるままについていくしかできない私…。
…何?
歩くにつれて…さっきまで舞台にあったものが今日の役目を果たして休んでいるかのように廊下に並んであった。
『亮太…私…ここにいて大丈夫なの?』
不安になった私は、亮太の手を引き寄せた。
『大丈夫だよ!気にすんな!俺がいるんだし…』
そう言いながらも歩みを止めない亮太…。
物が溢れて、だんだんと廊下が狭くなる…。
人が横にならないと通れないほどだった。
辺りは薄暗い…。
ここって…舞台裏…?
亮太は構わずずんずん進んでいき…
舞台の袖に来たところで歩みを止めた。


