『だって…亮太の顔…』
『えっ…?あぁ…そっか…。』
亮太は私から離れ、手慣れた手付きで、メイクをあっという間に落とし…
部屋に備え付けてある洗面台で顔をバシャバシャ洗った。
廊下がまた騒がしくなる…。
そう思ったとき、突然誰かがドアをノックする…。
ノックと同時にドアが開いた。
『亮太!この後どうする?』
さっき亮太と話していたらしき人が顔を出す…。
その人と私は、バッチリと目が合ってしまい…
『…あっ…。そういうことか…。』
私を上から下まで見て、一人納得したその人は、
『じゃあ…また明日な…。』
亮太にそう告げてドアを閉めた。
ポカンとする私…。
亮太を見ると、少し恥ずかしそうに、
『あ…バレたか…。』
そう言って頭を掻いた。
『えっ?ヤバくない?』
私が慌てると亮太は吹き出し、クスクス笑った。


