あるって言ってたよね?何?いい加減話してほしいんだけど!そう言った私に対して彼は逆になんだと思う?っと真剣な顔で聞き返してきた。それに対して言いたくはなかったが「もしかして好きな人いるとか?」 ついに聞いてしまった。次の瞬間彼は即答! 「そう、それ…」そう言って彼は下をむいてしまった。思ってた事だけど言葉を失った…。あんまりびっくりしすぎていっぱい聞きたい事あるのに何も聞けなかった。「それは誰?いつからいたの?じゃぁーなんで私と遊んでたの?」その他もろもろ!本当は頭で泣いて心配かけてやろうっと思ってたけど実際彼の顔がとてもつらそうに私には映ったから涙は自然と流れなかった。けど「ごめん」っと最後に言われた時は泣きそうになったから帰ろうっとだけ言って店をでた。私は無言で歩きだした。はやく家に帰りたい。ただそれだけを考えて歩いた。けど駅にむかって歩けば歩くほど誰かに聞いてほしい、一人で受けとめるのはさすがにつらいよ…そう思った私が電話をとりかけた相手は……母親だった…。母親にはうれしい時も悲しい時も彼の事はずっと話していた。そんな事もあり母親は私が彼をどんだけ好きだったか知っていた。

