テレビを見ながら寝てしまったのか、時刻はもう21時を回っていた。



さすがにお腹空いたな……。



夕食を作ろうと思って冷蔵庫を開けると、そこには絶望が待っていた。




冷蔵庫の中には一人暮らしの男性並みに何も入っていなかった。




あ、思い出した。


今日の朝、食材を使いきったんだ……。



普通の人は『1食くらい抜いても大丈夫だよ』とか言うだろうけど、私の場合はダメなのだ。



前にも一回同じようなことが起こって、1食抜いたのだが、その日の1限に倒れた。


保健室に連れていかれ、小鳥遊先生の表情を見ると、あの天使のような表情はなく、鬼のような表情があったのだ。


もうあんな表情の先生は見たくない。




しょうがない、買いに行こう。


私は急いで準備をするて、走ってコンビニへ向かった。