朝起きると、誰かに見られているような感じがした。


この部屋には誰もいないのに……。



もしかして人形?とでも考えてみる。



しかし、私にはそんなメルヘンチックなものにはあまり興味がないので、そんなものは持っていない。


持っていたとしても、それはそれで不気味だろう。



私は「きっと気のせいだ」と自分に言い聞かせて、


いつものように準備を始めた。