「………ん……」
窓の外から差し込む朝日にまぶしさを覚えて、夢から引き上げられる
だんだん鮮明になってくる感覚に、
素肌に触れる布団とシーツの手触りが長年慣れ親しんだものとは違うことを感じる
ゆっくりと目を開けると広がるしらない部屋
「えっと」
ここはどこだっただろう
全体的に白い部屋をゆっくりと見回して、
思い出すのは半年ぶりに視た漆黒の瞳とそのぬくもり
ああ、ドイツに来たんだった、と視線を下ろすと光左手薬指にはまる輝き
小さく角度を変えるだけで朝日を反射してきらりと光る
その確かな輝きにそっと一人微笑む
半年前、海斗を待つと決めたのは自分で
海斗が待っていて欲しいとだけ言って去ったことに何の不満もなかったはずだ
でも、こうしていざ形あるものを与えられるとそれだけで十分だと思ってしまう自分が居て
この半年の寂しさが一瞬でどうでもいいものに思えてきて
ああ、きっと心のどこかで、繋ぎとめていて欲しいと
そうなることを望んでいた自分に気がつく
窓の外から差し込む朝日にまぶしさを覚えて、夢から引き上げられる
だんだん鮮明になってくる感覚に、
素肌に触れる布団とシーツの手触りが長年慣れ親しんだものとは違うことを感じる
ゆっくりと目を開けると広がるしらない部屋
「えっと」
ここはどこだっただろう
全体的に白い部屋をゆっくりと見回して、
思い出すのは半年ぶりに視た漆黒の瞳とそのぬくもり
ああ、ドイツに来たんだった、と視線を下ろすと光左手薬指にはまる輝き
小さく角度を変えるだけで朝日を反射してきらりと光る
その確かな輝きにそっと一人微笑む
半年前、海斗を待つと決めたのは自分で
海斗が待っていて欲しいとだけ言って去ったことに何の不満もなかったはずだ
でも、こうしていざ形あるものを与えられるとそれだけで十分だと思ってしまう自分が居て
この半年の寂しさが一瞬でどうでもいいものに思えてきて
ああ、きっと心のどこかで、繋ぎとめていて欲しいと
そうなることを望んでいた自分に気がつく

