「・・・。」
「どうしますか?
やりますか?
やりませんか?
即答以外、
受け付けません。」
伊波先生の微笑みは
私に挑戦してくるような
顔つきで・・・
私はもう引くことは
できなかった。
「・・・やります。」
私は挑むような表情で
伊波先生の顔を見て言った。
「では、がんばって
下さいね。
僕は夏休み中も
学校に来ますから
お金が貯まったら
いつでもどうぞ。」
そう言って
微笑んだままの
伊波先生は
何もなかったかのように
またデスクに
視線を落とし、
書類に目を通し始めた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…