「お、悠月か。
 どうだ調子は。」


優しく微笑み

いつもとは違う

大人びた口調で

言ってきた。


「大丈夫です。
 ありがとう
 ございました。」


「そうか。」


「それ、なんですか?」


「ん?これ?
 誰にも言うなよ?」


「・・はい。」


「惚れ薬だ。」


「え?」


「悠月に飲ませようと
 思ってな、開発中だ。」


「・・・・。」


「ん?信じてない?」


「・・・そんなの
 作れるの?」



「あぁ。俺の頭脳が
 あれば作れるぞ。
 まだ試作段階だけどな。」


いつもより

少し声のトーンを下げて

マジメに話す先生。