翌朝。


私たちは図書館へ向かった。


「新聞のコーナーは
 あっちですね。」


久遠先生が

館内図を見て指さした。


思った以上に

大きな図書館で

迷いそうなほどの

広さがあった。


「いつぐらいのを
 調べたらいいとか
 分かってるの?
 久遠ちゃん。」


「えーと・・・
 だいたい逢坂先生が
 こっちにいた数年分を
 調べれば大丈夫かと・・・。」


「数年分・・・。」


「久遠先生。」


「なんですか?美倉さん。」


「新聞に載るような・・・
 そんな出来事
なんですか・・・。」


「・・・はい。」


久遠先生は少し

力なく答えた。


私たちは新聞のコーナーから

久遠先生の言った年に

該当するものを選び出し

一枚ずつめくっていく。


交代で昼食を取り


私たちは調べ続けた。
















そして私は見つけた。
















穂積蒼刻学園
女子学生飛び降り自殺――