「大正解~♪」


軽く言ったつもりだったが、目の前の綾は頬を赤らめたので、恭司も少し照れてしまった。


「ご飯、もう食べた?」

「うんん。まだ。恭――くんは?」

「歌おっか?」

「えっ?」

「ハード&ローズ。歌いながらメシ食おう!」


 ハード&ローズの名が出て瞬間、綾の表情が和らいで笑顔になる。


「うん!」