陽斗はわたしを救ってくれたの。


それが嬉しくって。


こんな真っ黒の何もできないこの猫のわたしを


あの日救ってくれた陽斗に何かしたいって。


だから、人間になった今日この日。


ウキウキ気分で陽斗に会いに行ったのに


何この嫌われよう…。


前は抱き着いたら頭撫でてくれたのに…。


※猫には抱き着いた感じだけれど
↑陽斗には猫が自分にすり寄ってきたくらいしか思っていない。


「お前さ、誰だよ?」


ほえ?