向かう先は、陽斗のいる… んーっと、なんて言うところだっけ? …わかんないや! 勉強するところ! 道は分からない。 だって、わたしは犬みたいに鼻はよくない。 だから、陽斗がいつも帰る道から探そうと思う。 いつもこの道から来て、この道で帰っていくのを わたしは知っている。 だっていつも陽斗の姿が消えるまでずっと見てるもん。