名もない黒猫の瞳は青色




向かう先は、陽斗のいる…


んーっと、なんて言うところだっけ?


…わかんないや!


勉強するところ!


道は分からない。


だって、わたしは犬みたいに鼻はよくない。


だから、陽斗がいつも帰る道から探そうと思う。


いつもこの道から来て、この道で帰っていくのを


わたしは知っている。


だっていつも陽斗の姿が消えるまでずっと見てるもん。