「待ってる!陽斗のこと、待ってるね!」 そう言ってニコッと微笑む。 それくらい、わたしは嬉しかったんだ。 たとえ、短い時間でもわたしに 会いに陽斗が来てくれるなら なんでもよかった。 「じゃあ、な」 わたしは歩き出した陽斗の後ろ姿に 見えなくなるまで手を振り続けた。 あのね、陽斗、 本当は毎日来てほしいな… でも、それはわたしの我儘。 だけど、わたしあと1週間でいなくなっちゃうんだよ…