「ごめんな」 その言葉が頭の上から聞こえてきたかと思うと ふわっと、暖かいものがわたしの頭に違和感をあたえる。 それは、陽斗の手で、わたしの頭を撫でるんだ。 わ、懐かしい… この手覚えてる! (猫の時に)前もこうやって撫でてくれたことがある。 陽斗の手は優しくて温かいんだ。 さっき、陽斗がごめんって… どうしても帰っちゃうんだね…