プロローグ


ガスッ
シュッ
ボカッ
ドカッ

煙が舞い血が飛ぶ
そう、ココは戦場とも言えるであろう

周りの奴らが倒れている
そんな中、ただ一人立っていた者が居た
荒い息一つしないで…
『こんなもの?つまらない』
長い栗色の髪をかきあげながら…
ふと、周りを見渡すと
1人の男が立ち上がった
「ハァハァ…お前の強さはなんだよ…」
『俺?俺は強くなんか無い…
ただ、守りたいものがあるだけ。
お前も守りたいものがあるだろう?
それをとことん守れ。
それだけで良い
余計な事はするな___』


あの時は良かった…
守るべきものの為に戦っていたのだから
でも、守るべきものが無くなった今
私は再び悪に染まる______