私、美影 美也は今日から高校1年生!
ピカピカの制服を来て、気分は最高のはずが……
『………どこ…ここ…』
先日、東京に引っ越してきた私には1本道が外れると迷子になり…
『うわ〜ん…やばいよっ遅刻だよっ…』
目に涙を浮かべ、腕時計を確認すると
『あと15分…』
悲惨な時刻に涙をこぼし
『初日から遅刻なんて……』
『…どうかしたの?…』
背中から声がした。思わず振り返ると同じ制服の男がいた…
………うわ…//かっこいい……//
『あ、えと……//迷子になっちゃって……/』
『迷子に?…ってことは1年生だね。俺もだから。よろしく』
とてつもないキラースマイルで言ってくる。
うわ〜…アイドルみたい………ってか、同じ学年?!
モテるんだろうな…
『じゃあ、行こ?学校こっから近いし』
『う、うん!ありがとう!』
かっこいいうえに…優しい…//
こういう人を王子様っていうんだなぁ~…
『そう言えば名前聞いてなかったね。俺は七瀬恭弥。』
『私は、美影美也!…よろしくね?』
恭弥君かぁ~…//
私達はたわいもない会話をして、学校に向かった。
『あ、あれクラス発表の掲示板じゃない?』
恭弥君が指をさしてニコっと微笑む
『ほんとだ、何組だろ…あ、あった…』
1年5組……
『あ、俺5組だ。』
な、なんですと!?!////
『恭弥君同じだよっ!一年間よろしく!』
『そっか、美影さんよろしく。それと……』
ドンっ…大きな音を立てて壁に叩きつけられた
背中に痛み…目を開けると恭弥君の顔が目の前にあって…
『……ど、ど、どうしたの?///』
ダメ…直視出来ない……
『俺、あんたの迷子助けたんだしお礼くらいいいよね?…』
え?………え…
少しづつ顔が近づく…
……暖かいものが唇に触れる
『ん…っ!?…んっ…///』
把握してから、胸を何度も叩く
ビクともしない…
舌が私の唇をこじ開ける…
『…………やーめたっ…』
彼の淡いピンク色の唇が離れる
『……な、なにしてくれんのよっ…///』
『何って…キスだけど?』
私は唇をゴシゴシふく
あり得ない…あり得ないあり得ない…
『あ~なに?もしかしてファーストキスだったとか?』
彼が見下したように笑う
『うるさっ……』
『俺にキスされて喜ばない女子いないんだけどな…』
『さっきまで、俺の顔みて顔赤くさせて。かっこいいとか思ってたでしょ?』
『な……そんなこと…///』
反論しようとしたら、走って女の子がたくさんきて…
「恭弥君‼」「七瀬さんっ!」
女子がキャーキャーいいながら恭弥を取り囲む
「遅かったですね?なんかあったの?…」
『迷子になった子供がいてね?小学校まで送ったから、少し遅れただけだよ?…さ、今日行こっか』
彼は歩き始めると一度こっちをみて、んべっと舌を出し悪態をつく。
『…………騙された…///こんな奴だと思わなかった……//』
最悪……最悪っ!!!!
そのあと私は後ろから女子の集団について行って教室に向かった。