~雅斗side~

眠そうにしている叶を連れて屋上に来た。
それから、名前を出さずに好きな人への気持ちを言った。
でも、それがいけなかった。

「叶・・・。」

叶、君の事だったんだよ。
ずっと、好きだった。中学のときからずっと。
でも、この気持ちを言って今の関係が崩れるのが怖いんだ・・・。

「好きだよ、叶。好き・・・。」

この思いは、君に届かない・・・。