「っ/////」

思わず、顔をそらした。

「どうしたの?具合悪い?」

心配そうに、聞いてくる。

「大丈夫!なんでもないよ(笑)」

笑ってごまかすしかない。
でも、雅斗は鋭い。

「嘘。絶対何かあったでしょ。」

「うっ、、、」

「嘘つくの下手なんだよ。叶は。」

いつも、私が嘘を付くと必ず気付く。
雅人は、みんなの事をちゃんと見てくれている。
それが、私だけならいいのに・・・。
なんて思うけど、それが雅斗のいいところ。

「で?何があったの?」

「何も無いよ。本当に。」

「そっ。ならいいけど。何かあったらいってね。」

「うん。」

屋上行きたいな。

「雅斗、私屋上行ってくる。」

「俺も行くよ。」

二人で、屋上へ向かった。