後日マスコミで大々的に報道されたのは、18歳の少女が起した殺人事件。



犯行の動機は、両親にあった。



『父さんはまた、怒ってるだろうね。あたしのせいで、犯罪者の父親って、レッテルが貼られたんだから。
可哀想。
母さんは今日も後悔してるんだろうね。あたしなんか、産まなきゃよかったって。
可哀想。

でも、気づけよ。
これは、お前らが、起こしたんだからな。
お前らが、あたしを大事にしてたら、あたしは親に復讐するなんて考えなかったのに。





これは復讐なんだから。

苦しみながら、生きて下さい。』







END。