折角だからさ。





「遺言は?」

「──っ!?」


口が解放されたにも関わらず、彼は声が出ないようだった。


晃穂ちゃんは、あたしの指示通りに動いてくれた。


みんなは怯えつつ、助けを期待しているのか、ドアの方をちらちらと見ていた。